ヒッコリー(Hickory)
- サンプル
- 学名
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Carya spp.
- 他の名称
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- 分布・産地
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米国東部。主産地は米国中南部
- 色・特徴
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辺材は褐白色を帯びた白、心材は薄褐色から赤褐色。辺心材とも木肌は粗い。
植物学上トルーヒッコリーとピーカンヒッコリー(結実)の2つのグループに分かれる。
材質は実質的にどちらも同じで、通常区別せずに販売されている。
- 木目・材質
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木目は一般的には通っているが、ときに波状または不揃い。
密度、強度ともに成長率により異なるが、トルーヒッコリーのほうが通常ピーカンヒッコリーより高い。
高強度および衝撃強度で知られる。
ヒッコリーは、米国東部の広葉樹林の一つとして重要で7種のうち、5種が純粋のヒッコリーで2種はピーカンヒッコリーである。
- 加工・用途
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加工や接着が難しいとされており、工具による手作業でも非常に難しいため、注意が必要。
釘やネジの安定性に優れているが、割れやすいので、先に穴あけ加工しておいた方が良い。
サンダー加工、つやだし加工で綺麗に仕上がる。
乾燥が難しく、収縮率も大きい。
工具の柄、家具、フローリング、ハンドル、運動器具。
- 物理特性
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比重(含水率12%)…0.75、0.66
平均重量(含水率12%)…833kg/m2、737kg/m2
材積平均収縮率(未乾燥状態から含水率6%)…14.3%、N/A%
弾力係数(メガパスカル)…15583MPa、11928MPa
硬度(ニュートン)…N/A、8095N