ノーザンホワイトオーク(ホワイトオーク)
- 学名
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Quercus spp
- 他の名称
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ノーザンホワイトオーク、サザンホワイトオーク
- 分布・産地
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米国東部に広く分布。
ホワイトオークには多くの樹種があるが、うち8種ほどが市場に出ている。
- 色・特徴
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ホワイトオークも、地域と現地の条件によって、色、木肌、が異なる。
一般に辺材は淡色、心材は淡褐色から濃褐色。
レッドオークより放射組織が長いため、木理が整っている。
- 木目・材質
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一般に木目は通っており、木肌は中程度から粗い。
重硬。曲げ:強 破壊:中 剛性:低 。
スチーム曲げに優れる。
サザンホワイトオークは年輪幅が広く、ノーザンホワイトオークより重硬であることが多い。
- 加工・用途
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機械加工しやすい。
接着、ネジ、釘のどれにも適しているが、穴あけ加工が望ましい。
鉄粉に反応するので、メッキ加工した釘の使用が望ましい。
接着性能は不安定だが、ステイン、つやだし加工で綺麗に仕上がる。
材はゆっくり乾燥し、割れを避けるために注意が必要。
収縮が大きく、くるいが出やすい。
建具、家具、フローリング、キッチンキャビネット、ドア、枕木、橋、樽、棺。
様々な品質で、製材や単板として極めて入手しやすい。
- 物理特性
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物理特性…比重(含水率12%)…0.68
平均重量(含水率12%)…769kg/m2
材積平均収縮率(未乾燥状態から含水率6%)…126%
弾力係数(メガパスカル)…12273MPa
硬度(ニュートン)…6049N